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HPV
HPV
(ヒトパピローマウイルス)
ワクチン

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは

HPV(ヒトパピローマウイルス)は性交渉によって感染するウイルスです。
HPVにかかると症状はありませんが子宮頸がん尖圭コンジローマなどに羅漢する可能性があります。

子宮頸がんについて

子宮頸がんは減少傾向ですが、性交渉の低年齢化と多様化で感染機会が増え、若い人の子宮頸がんは増加傾向にあります。
しかし、性交渉経験者ならHPVに高率に感染しているともいえます。その割合は70%以上とも考えられています。 HPV感染自体はむしろ普通の状態で、感染している女性が、すべて子宮頸がんになるわけではありません。
子宮頸がんの原因となるタイプ(※)のHPVに対して、ワクチンが開発され接種できるようになりました。

※尖圭コンジローマでは6型、11型などのローリスク型で、発がんが低いものが多かったが、最近はハイリスク型も増加しています。 HPV16型、18型、31型、52型、58型などは発がんとの関連を指摘されており、ハイリスク型とされます。若年性の子宮頸がんではこのハイリスク型に感染していることが多い。 ハイリスク型による尖圭コンジローマは定期的な観察が必要です。
子宮頸部細胞診にてHPVの存在が疑われる場合もあります。これはコイロサイトーシスと呼ばれる所見で、核周囲が抜けて見える扁平上皮細胞(コイロサイトーシス)が出現する状態をいう。コイロサイトーシスはHPV(ヒトパピローマウイルス)の感染による細胞変性であり、HPV感染が強く示唆される子宮頸部異型性に特徴的な所見とされています。

HPVワクチンの接種は、子宮頸がんにならないための有効な手段です。
令和5年(2023年)4月からは9価ワクチンも公費で接種できるようになりました。
最新情報 HPVワクチンに関するQ&A

HPVワクチン接種

HPVワクチンを希望の患者様は、受注発注となるためお電話にてお問い合わせください。
3回接種で十分な効果が得られますが、100%子宮がんが予防できるとは限りません。
子宮がん検査は行う必要がありますので、定期的にきちんと受診してください。

ガーダシル・4価HPVワクチン

1回16,500円(税込)

シルガード9・9価HPVワクチン

1回35,200円(税込)

接種不適当とされる方(予防接種を受けることが適当でない方)

HPVワクチンの予防接種を実施するにあたって、受けられる方の健康状態をよく把握する必要があります。
被接種方が次のいずれかに該当すると認められる場合には、接種を行えません。

  • 明らかな発熱を呈している方
  • 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方
  • 本剤の成分に対して過敏症を呈したことがあることが明らかな方
  • 上記に掲げる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある方

HPVワクチンの特性

  • 子宮頚がん発症の主要な原因である、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の16型と18型の感染を予防するワクチンである
  • HPV16型と18型の持続感染、HPV16型もしくは18型が関与する前がん病変への発症を92.3%~100%予防する
  • 10歳以上の女性が接種対象者である。通常1回目を打ったあと1ヶ月後に2回目、1回目の接種から6ヶ月後に3回目の接種を行う
  • 上記に掲げる方のほか、予防接種を行うことが不適当な状態にある方

15~19歳の日本人女性の32%が発がん性HPVに感染していることがわかりました。
1999年から2007年に子宮がん検査を受けた日本人女性2282例に対して、HPV感染率を調査したところ若い女性ほど発がん性HPVに感染している確率が高い傾向にあることがわかりました。
(Onuki M et al : Cancer Sci 100(7) : 1312-1316 , 2009/12/24 より)

発がん性HPVの中でも HPV16型やHPV18型に感染していると子宮頚がんの前がん病変への発生率が高まります。

妊婦、産褥、授乳婦への接種

  • 妊婦または妊娠している可能性のある婦人への接種は妊娠終了まで延期することが望ましい。
  • 授乳中の接種に関する安全性は確立していないので、授乳婦には予防接種の有益性が上回ると判断される場合にのみ接種することが望ましい。

副作用

  • 一般に、発赤・腫脹・かゆみは4日くらいで軽快します。硬結が1ヶ月以上残る場合もありますが少しずつ軽快していきます。
  • また接種により発熱を起こす場合もあります。
  • 重篤な副作用としてアナフィラキシー症状が出現することもあります。接種後30分以内におこすことが多いため接種後30分は院内にいてください。
  • 疲労感・筋肉痛・頭痛・胃腸症状・関節痛は、注射部位の局所反応がおこす全身反応です。

HPVワクチン【シルガード®9】
の特徴

  • ヒトパピローマウイルス(HPV)は、子宮頸がんおよびその前がん病変をはじめ、外陰や腟に発症する病変(外陰上皮内腫瘍や腟上皮内腫瘍)、尖圭コンジローマを引き起こすウイルスです。
    シルガード®9は、子宮頸がんおよびその前がん病変、外陰上皮 内腫瘍、腟上皮内腫瘍、尖圭コンジローマの発症に関係しているHPV6、11、16、18、31、33、45、52、58型の9つのHPV型の感染を予防するワクチンです。
  • シルガード®9を接種しても、これらの型以外のHPV感染および病変発症の予防効果は期待できません。また、すでにこれらのHPV型に感染している人に対してシルガード®9を接種しても、ウイルスを排除したり、発症している子宮頸がんや前がん病変 などの進行を遅らせたり、治療することはできません。
  • シルガード®9の接種時にワクチンに含まれるいずれかのHPV型に感染している場合、そのHPV型に対する予防効果は期待 できませんが、これらすべてのHPV型に感染している可能性は低いため、1つの型のHPVに感染している場合でも他の型 のHPVに対する予防効果は期待できます。
  • HPVに感染する機会が少ない10代前半にシルガード®9を接種することで、ワクチンに含まれるHPV型による子宮頸がん およびその前がん病変、外陰上皮内腫瘍、腟上皮内腫瘍、尖圭コンジローマの発症をより効果的に予防することができます。
  • 予防効果の持続期間は確立していません
    (※シルガード®9で6年間までの追跡試験結果が報告されており、その期間までは予防効果の持続が確認されています)。

ヒトパピローマウイルス6、11、16及び18型の感染に起因する以下の疾患の予防が期待されます。
○ 子宮頸がん(扁平上皮がん及び腺がん)及びその前駆病変(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)1、2及び3並びに上皮内腺がん(AIS))
○ 外陰上皮内腫瘍(VIN)1、2及び3並びに腟上皮内腫瘍 (VaIN)1、2及び3)
○ 肛門がん(扁平上皮がん)及びその前駆病変(肛門上皮内腫瘍(AIN)1、2及び3)
○尖圭コンジローマ
ヒトパピローマウイルス6、11、16、18、31、33、45、52 及び58型の感染に起因する以下の疾患の予防
○ 子宮頸がん(扁平上皮細胞がん及び腺がん)及びその前駆 病変(子宮頸部上皮内腫瘍(CIN)
1、2及び3並びに 上皮内腺がん(AIS))
○ 外陰上皮内腫瘍(VIN)1、2及び3並びに腟上皮内腫瘍 (VaIN)1、2及び3
○ 尖圭コンジローマ 注)ガーダシル®およびシルガード®9を接種しても、すでに生じている病変の進行予防効果は期待できません。 また、ガーダシル®においてはHPV6/11/16/18型以外のHPV感染に起因する子宮頸がん(扁平上皮がん及び腺がん)、肛門がん(扁平上皮がん)またはそれらの前駆病変等、シルガード®9においてはHPV6/11/16/18/31/33/45/52/58型 以外のHPV感染に起因する子宮頸がんまたはその前駆病変等の予防効果は確認されていません。

HPVワクチン【シルガード®9】
の接種スケジュール

シルガード®9の接種回数を確認してください。2回目、3回目の接種の場合は、前回の接種 との間隔が適切であるか確認してください。 接種前の体温を確認してください。通常37.5℃以上の方への接種はできません

接種スケジュール

HPVワクチンの副反応について

  • シルガード®9の接種と関連性があると考えられた主な副反応は以下のとおりです。 注射部位の痛み・赤み・腫れ、頭痛、注射部位のかゆみ、発熱 。体がふらつくめまい、感覚が鈍くなる、傾眠(刺激がないと眠ってしまう)、 体が回転しているように感じる、下痢、腹痛、悪心、手足の痛み、筋肉が硬くなる、 手足の不快感、注射部位のしこり・出血・不快感・内出血・変色・知覚低下・熱感、だるさ、 白血球数増加
  • 過敏症反応(アナフィラキシー反応〈呼吸困難、目や唇のまわりの腫れなど〉、気管支痙攣〈発作的な息切れ〉、じんましんなど)、 ギラン・バレー症候群(下から上に向かう両足のまひ)、血小板減少性紫斑病(鼻血、歯ぐきの出血、月経出血の増加など)、急性 散在性脳脊髄炎(まひ、知覚障害、運動障害など)があらわれることがあります。このような症状が疑われた場合は、すぐに医師に 申し出てください。
  • ガーダシル®を適正に接種したにもかかわらず、健康被害が発生した場合には、その内容、程度に応じて薬事・食品衛生審議会 での審議を経て「医薬品副作用被害救済制度」により治療費などが受けられる場合があります。詳しくは、独立行政法人医薬品 医療機器総合機構のホームページをご覧ください。

シルガード®9を適正に接種したにもかかわらず、健康被害が発生した場合には、その内容、程度に応じて薬事・食品衛生審議会 での審議を経て「医薬品副作用被害救済制度」により治療費などが受けられる場合があります。詳しくは、独立行政法人医薬品 医療機器総合機構のホームページをご覧ください。

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