人工妊娠中絶手術
当院ではすべての症例に手動真空吸引法
(MVA)を採用し、
子宮内膜を傷つけず、
子宮への負担を最小限に処置します。
また、麻酔で完全無痛での処置ができます。
女性スタッフが丁寧に対応いたしますので
まずはお電話ください。
ABORTION
当院の人工妊娠中絶手術
当院ではすべての症例に
MVAを行っております。
MVAを使用した手術は海外では
広く行われておりますが、
日本でこの方法を行っている
施設はまだ多くはありません。
MVA世界的に一番推奨されている手術方法であり、
WHO世界保健機構および世界産婦人科連合からも、強く推奨された手術法です。
手動真空吸引法(MVA)とは?
MVAは、吸引管が柔らかい素材でできており、子宮の内膜を傷つけずに処置をすることができるものです。吸引器も含めてすべて使い捨てであるため、極めて清潔です。
手動真空吸引法(MVA)のメリット
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01
子宮を傷つけず、
難しい手術も安全にできるプラスチックの柔らかい素材であるため、
子宮壁の損傷や子宮穿孔のリスクが少なくなります。
また、子宮の形状(後屈や子宮奇形、子宮筋腫など)によって
金属カニューレでは難しい手術も安全に手術が行えます。 -
02
子宮拡張が少なく
麻酔後の負担も軽減できる子宮内に挿入する器具先端が細いため、
子宮頸管の拡張が少なくなり、
麻酔が切れたあとの痛みの軽減に繋がります。
また、子宮経管裂傷の危険が少なくなります。
処置時間も短時間で済みますので、
少ない麻酔の量で手術を行え体への負担が減ります。 -
03
習慣流産などでも
子宮への負担を軽減MVA法は子宮の中身を吸引するだけであり、
子宮内膜を傷つける事がなく、
術後に内膜が薄くなることが少なくなります。
習慣流産などで手術が繰り返される症例でも
子宮内膜を傷つけるリスクが軽減できます。 -
04
流産時の染色体検査でも
確実に検体の回収が可能流産時の染色体検査で十分な絨毛組織が必要な場合でも、
遺残なく確実に検体を回収できます。
(MVAはカニューレにシリンジが直接つながっているため)
初診について
初診時の流れ
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診察
まずは超音波にて赤ちゃんが本当に子宮の中にいるかどうか確認します。
赤ちゃんの大きさを測り妊娠週数を出します。当院では妊娠11週6日までの中絶手術に対応いたします。 -
検査
手術前の感染症検査:HIV・肝炎・血液型等を確認します。
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手術日の決定
手術日を相談します。
当院の予約状況とご本人の都合を確認し決定いたします。
手術当日について
手術時の流れ
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診察・準備
体調が不良でないかどうか確認します。
血圧等をチェックし、その後点滴をします。
最初は麻酔が入っていないもので血管確保のために行います。 -
麻酔
手術台に上がってから静脈麻酔を行います。人により麻酔の効きやすさが異なりますのでお酒の強い方は手術前に申し出てください。
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手術(2〜3分で完了)
麻酔が効いた後に子宮口をプラスチックの柔らかい素材で広げていきます。(当院ではラミナリアによる前処置は行いません)
週数にあった広さまで子宮口を広げた後に
MVA(手動真空吸引法)にて子宮内を吸引していきます。 -
手術後
麻酔が覚めるまで1~3時間かかりますので
お迎えのかたはそれをめどにしていらっしゃってください。
術後は抗生物質と子宮収縮剤を処方いたしますのできちんとお飲みください。
手術当日の持ち物
- 生理用ショーツ
- 夜用ナプキン(2枚)
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手術承諾書
※手術承諾書は必ず必要です。未成年者は基本的には保護者の署名・捺印も必要です。
手術当日の注意点
・午前中に手術する方は朝から絶飲食で来院してください。
・午後の手術の方は手術の5時間前から絶飲食で来院してください。
・車や自転車を運転してこないでください。術後はかなりふらつきますので運転は不可能です。
・コンタクトの方はメガネに代えて来院してください。
・靴はヒールの低いもの、または運動靴できてください。
・手術中に顔色のチェックが出来ませんので、お化粧はしないでください。
・マニキュア・ジェルネイルは落としてご来院ください。
・アクセサリー類
(ピアス、ネックレス、指輪など)は外してきてください。
手術後について
術後の過ごし方
- 2~3日は安静にしてください。
- 術後1週間は湯船には入らずシャワーだけにしてください。
- 手術後は7日程度出血が続きます。
-
万が一高熱が続いたり腹痛がひどくなるようであれば
遠慮なくご連絡ください。 -
性交渉は2週間程度避けてください。
また感染しやすい状況なので必ずコンドームを付けてください。 - 手術後の1週間程度はアルコールは避けましょう。
手術の合併症について
手術後、下記の
合併症の可能性がございます
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01
術後の子宮復古不全
術後1週間後にエコーで確認し、まだ子宮の戻りが悪い場合は再度子宮収縮剤を処方いたします。費用はかかりません。 -
02
子宮内感染
術後に抗生物質をと子宮収縮剤をお渡ししますので、できちんと内服してくだされば問題ありません。
稀に術後1~2日してから39度くらいの高熱が出る場合がありますが
通常は1日程度で解熱します。 -
03
子宮穿孔
子宮に穴が開くことです。
当院では今まで行った手術に関しまして起こったことはございません。しかし、100%今後も起こらないとは限りません。
妊娠子宮はとても軟らかくなっておりますので穴が開きやすい状況下で手術を行わなければなりません。 十分に注意して行いますが万が一穿孔した場合は適切な処置で対応させていただきます。 -
04
骨盤内腹膜炎
子宮と腹腔は卵管を通して交通しております。手術は十分な清潔環境の下に行いますがそれでもまれに腹腔に微量の細菌が入ってしまうことがございます。これは基本的には術後の抗生物質をきちんと内服していただいていれば問題ありません。 万が一腹膜炎になってしまった場合は安静、入院、点滴等を行います。 年間700件以上の手術を行っておりますが、今までの患者様におきましては問題となる合併症を起こされた方はおりません
費用
9w6dまで | 176,000円(税込) |
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10w6dまで | 198,000円(税込) |
11w6wまで | 220,000円(税込) |
よくあるご質問
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次の月経はいつきますか?
個人差はありますが、通常1~2ヶ月で来ます。それ以上こない場合は必ずご来院ください。月経がこなくても妊娠する可能性はありますので必ずコンドームをつけて避妊しましょう。
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中絶したら不妊になりやすくなりますか?
きちんとした手術を行えば不妊になることはございません。
ただ妊娠したということはコンドームをつけなかったということですので、クラミジア等の性病の感染も否定できません。クラミジア感染は不妊の原因になりますので、術後または術前にクラミジアの検査を行うと、より安心だと思います。 -
また妊娠しないか不安です。どうしたらいいですか?
当院では低用量ピル(OC)の服用を勧めております。きちんと子宮がん検診、乳がん検診をおこなっていれば服用することによるメリットがたくさんあります。
低容量ピル(OC)についてはこちらをご覧ください。