RSウイルスワクチン(アブリスボ筋注用)の接種を開始しました

RSウイルス感染症とは
赤ちゃんがかかりやすく、非常に重症化しやすい風邪です。有効な治療薬がなく、免疫でウイルスを排除することを待つしかありませんが、赤ちゃんの免疫力は未熟なため、重症化しやすくなります。生後半年未満で感染すると肺炎などで入院が必要となることも多くなります。後遺症として気管支喘息があります。したがって、生後早期から予防策が必要とされています。
アブリスボ筋注用とは
国内では2024年に承認され、発売されたばかりのRSウイルスに対するワクチンです。妊婦さんに接種することにより、妊婦さんの体内でRSウイルスに対する抗体が作られます。そして、胎盤を通じて胎児に抗体が移行し、生まれた後にRSウイルス感染を予防することになります。